月影

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■37 / inTopicNo.1)  くるまざび。
  
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2016/09/10(Sat) 20:54:59)
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     廃車になってしまった。
     そんなフタハナΩのくるま。

     天呼の列車と違って、こっちは『人工知能(AI)を積載した車』。
     謎の魔法力とかで動いているわけではない。
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■593 / inTopicNo.2)  あのひのきおく
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2019/02/03(Sun) 21:59:22)
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     夜。海。あの日聴いた、かもめの水兵さん。
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■713 / inTopicNo.3)  
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2019/08/15(Thu) 22:39:02)
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     くるまがさがしている故人のほう。

     お盆限定・幽霊システムが公式に用意されたので、出来心で。

     忘れていた事を、想い出し。
     言伝だけを頼んで。
     二度と醒めない、永遠の眠りへ。

     くるまを残していく事に、心残りは山のようにあるけれど。
     死んだ自分が、島に何らかの形で残ってしまったら。
     死んだ先にいる本物の彼をこそ、永遠に待たせてしまうから。
     その理を曲げてまで、留まってはいけないのだと。
     仮初の死者は、落ちた墓でとわに眠る。
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■717 / inTopicNo.4)  墓落としさん
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2019/08/18(Sun) 01:00:50)
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     斗の最期を見届けて、斗に墓を落としてくれた、親切な都市伝説。
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■770 / inTopicNo.5)  ステルス機ざび
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2020/01/03(Fri) 17:46:53)
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     ハロウィンフタハナのときのやつ。
     なんかみんなしてステルスステルスっていうから俺もステルスすることにした。

     最初は、くるまでまた行こうか、とも思っていたのだが。
     新しいルール頁を見た時の一文に『Dサイト自体は百合重視っぽいデザインですが、BL、異性愛、異種族、不定形、無機物、車、ジェット機なんでも一向に構いません』という文面が追加されていた。

     なんと、くるまが無機物と別枠になっている。
     が、その後ろの『ジェット機』という文言と。
     今回から『ラプターF22(ステルス戦闘機)』所有者のみ距離無限移動が可能になったこと、そのラプターに搭乗中は『Hide(隠れる)状態になれない』という、「おまえステルス機なのに!?」という状態であったこと。
     準備期間中は全員がラプター状態(自由移動)可能で、それをして公式さんがツイッヤで「エースコンバット」と発言していたのを目にしたり。
     冒頭の通り、矢鱈と周囲がステルスしまーすしまーすとステルス宣言を繰り返していた、という、諸々が俺の脳内で統合された結果。

     『くるま(のAI)がハロウィン仮装で【ステルス機】になってる的な方向性でやろう!』

     ……という決断に至り。
     島に来た時、或いは、その直前に墜落して。
     翼とエンジンが壊れて飛べなくなり。
     AIにも損傷をきたして、本来は何をするべきだったか、想い出せない。
     そして、『戦闘機』ではなく『航空機』である。
     謎の五連光学ジェットエンジンで、存在を知られず、飛ぶことが使命。
     戦闘でなく、索敵とか、人とか情報とかを運ぶのが本懐の機体。
     (デザイン上も、モデルにした機体に存在したミサイルなどの武装類は意図的に省いて描いた)
     そういうバックグラウンドのステルス機として、投入した。

     一応、熟考の結果、くるまそのものが仮装している……わけではなく。
     事故車に積まれていた自主学習能力つきのくるまAIが余りに優秀だったので、データを複製搭載された、複製AIの試作号機。
     ということで、呼称はくるまとおなじだし、事故後の複製なのでそれまでの記録の大半を持ってはいるが、くるまとは別のAI、という事にしてある。俺の中で。

     初日〜2日目までは、じつのところ、他ゲの締め切りがあって手を付けられなかった。
     (正直、他の開催時期も割と他定期の締め切りと大抵被るんで、毎回、二〜三日目くらいまではプロテクトのまま過ごしてることがある。ただ、くるまはくるまとしてあるべきRPがあるので、俺が動けるようになったら必ず走行させる。くるまだから)
     故に、ハロウィン開催限定ルールの、お菓子所持量による脱落仕様に引っかかり、初日で退場するんじゃないか、と思っていたし「まぁステルス機なんだし、ステルス(キャラリストに乗らない)のまま、退場行きするのもステルスなりきりRP的にはアリだな!」という、割とのほほんとした考えでもあったりした。

     ところが、実際は、プロテクトは『未参加』扱いであるために。
     準備期間が終わると『PLリスト』から消えるのだ。
     そのせいで、脱落者の資格から、免れることになった。

     「『案内人』から『ステルス』できてるじゃん!!」

     そうして、その時に俺は、七日目に挑む事を決めた。
     同時に、丁度その前後、『願い武器消失バグ』が発生していた。
     RP的に見れば、飛べなくなったステルス機は、島に来た何らかの衝撃で、「島に来るために持っていた願い」も無くしてしまったわけだ。
     こうして、『隠れる事だけ』しか、己の成すべき事が判らない。
     『案内人の指名からステルスする』だけが、島で己の成すべきことになってしまったステルス機が、できあがった。

     ただ、このプロテクトシステムの利用の仕方云々で一部PL層には、多大な顰蹙を買う結果になり。
     公式アナウンスでも、システムの悪用はしないでくれとのお叱りが出て仕舞ったので。
     あまり、堂々と言えるものではなくなってしまったのだが。
     この点についてだけは、(存在を扱ってやれないという意味で)こいつに可哀相な事をしてしまったな、と非常に心苦しく思っている。

    (後々、2019定期ゲ裏アドベントカレンダーにて、RPとして許される範囲ではあった、とGM氏から言及は頂けたが。
     それはそれとして、悪用に類する行為であったのは変わらず、後々のシステムへの梃入れに繋がる事態を招いたのは事実であり。
     今後もあまり、『このような行為を行った』点に関して、大きな声で言うべきでない事にも変わりはない)

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■771 / inTopicNo.6)  七日目の機影
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2020/01/03(Fri) 18:39:43)
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     其の機影は、索敵に掛からなかった。

     其の機影は、如何なる目視をも退けた。

     其の機影は、何者にも捕捉されなかった。

     其の機影は、真に、何者にも、捕捉されなかった。

     其の機影は――

     ――六度の夜、退場を告げる案内人にすら、映らなかった。


     七日目と共に、漸く。

      其の機影
     ≪ステルス≫

     は、現れた。

    -----
     各所では(画像の形状の事もあり)『ステルス戦闘機』と呼ばれる事が殆どだったが。
     プロフィール文章上での設定は『ステルス[航空機]』であり、最初から最後まで、戦わない想定でいた。

     本来、ゲーム上では『First』に設定した武器は「絶対に外せない」ので。
     完全な丸腰(無装備状態)に意図的になることはできないのだが。
     初日の願い武器の消失以降、再生成は一切、行わずにいたので。
     この『七日目の機体』は、ガチの丸腰であり。
     一切の戦闘能力を持っていない。
     プロフの通りに、戦闘機ではない、ただの飛べない『航空機』として、現れた。

     六日目のアナウンスを潜り抜け、退場者処理が済んだあと。
     俺は「賭けに勝ったぜ」とツイッヨしたのだが。
     あれにも、複数、意味があった。

     一つ目は、『六日目も名前を呼ばれないのか』。
     正直、プロテクト待機状態で、アナウンス抜けができる自体は、把握されていたと思う。
     それは、確か四日目に、プロテクトでのシャウトにブロック処理が入った点で、「脱落せずに残ってる奴がいる」というのは、解っていただろうから。
     そのため、流石に最終日の人数が激減した中にぽっと湧いて活動を始めるのは不公平である、という判断で、普通に「脱落45+α」のα部分に名前を呼ばれて退場送りになるのではないか、という想定があった。
    (ただ、後々のGM氏の言動を見るに、プロテクターズといえど会話ログを見る以上のことはしないはずだという、PLの良心を信じて排除自体を行わなかっただろう事も窺えるので、此れについても何とも申し訳の無い心境ではある)

     二つ目は、ツイッタの方での『生き残りが4人以下になったら、他を全部退場扱いにします』というもの。
     俺はこれについて【お菓子上位での死亡通過】【見えないプロテクト】【その他、生存ではない存在】をぜーんぶ含めた、『生存4名以外を全部退場させる』と解釈した。
     なので、これに対して俺は「5人以上生き残ってくれ!!」と祈るだけだったが。
     結果は皆、御存じの通り、8名が正規に最終日生存を果たした。

     三つ目は……結局、生き残りが5人以上であっても。
     『生存以外の全部の退場』処理がされるのではないか? という想定。
     明示された人数の4名ではなかったとはいえ、なんせ8名だ。二桁を切ってる。
     その中に(あの時に自分以外のプロテクトが何名居たか不明だが)わらわら湧いて出て来る可能性があるの、やっぱり野暮じゃないか。
     そういう判断で、4名生存時と同じく退場送り処理が行われていても、何もおかしくはなかったし。

     そうなったらそうなったで、「やっぱステルスだしな、見つからないまま退場もオツってもんだよ!」という気持ちもあった。
     だって見つからないのが至上だよこいつ。

     一応、あの間際の間際でも。
     俺は俺なりの判断で、ステルス(プロテクト)解除するタイミングは選んだ。

     あの機影が登場(Hideに移行)したのは、退場処理が行われた後ではなく。
     退場の読み上げが終了した、直後、『おわかれの30分』の間。
     「ダメに決まってんだろ!!」という判断が成されるのであれば。
     お別れ30分後の『退場処理』の際に、シレっと追加で退場行きになって、最終日のキャラリストには残れない・残らないだろう。
     この行為が、ステルス機のRPであるから、と判断されるか否か。
     俺はその30分に、委ねたつもりでいた。

     でも、その想定は全部、そうならなかった。
     諸々の思惑と祈りを経た、30分後。
     8人生存のリストには、9名表示されていた。

     それが故の「賭けに勝ったぜ」だった。

     『ステルス機』としてのRPは、もうその段階でパーフェクトだったのだが。
     よもや、「まあいいでしょう」と案内人に名を呼ばれてKBF召集され。
     名実ともに戦わない証明で丸腰(無装備)でいた航空機を、何の躊躇もなく最速で真っ先に襲撃・撃墜してくれたカルミアさんのお陰で、この『ステルス機』はパーフェクトのその上の至上のものになったと、俺は思っている。

     飛べもしない、戦いもしない。
     隠れるしかない存在が、その本懐すら捨ててしまったら。
     残されているのは、『墜ちること』だけじゃないか。

     其れゆえに、姿が見えた瞬間。
     一番最初に狙って呉れたことは、RPとしても至上であったと思う。
     それを実行したカルミアさんと、あの場に居る事を許してくださった他ならぬGMには、今を以て無限にお礼を言いたい。

     あと、あの一連の流れが、一般的な『デスゲームのチュートリアル』(一か所に集められて説明を受けて「ええ……?」て参加者がざわついてる間に第一犠牲者が出る)の再現としても【完璧】だったし、その犠牲者役という美味しい役回りになれたこと、開幕死亡によって、結果的には本来の「6人」(2人は直前脱出したので)で滞りなく決戦へ流れが向かい、邪魔に成らずに済んだ事も、全部カルミアさんの開幕強襲のお陰によるものなので、「まず墜とす」という判断と共、実行してくださったことには、重ね重ねに無限の感謝が絶えない。

     あの時、気を使った令嬢が、ブーケ脱出前に装備を貸してくれたりもしたが。
     時系列的には普通に間に合わなかったし、前述の諸々もあって、間に合わなくて大正解だったとも思っている。
     一応、借りたものに対して何もしないのは寂しい感じがしたので、『死亡後』に装備だけはした。

     そんなこんな、色々あった『ステルス機』。
     やはり、システム利用部分において、褒められたものでなく。
     堂々とは、言えないので。

     ここに細々と、綴っておくことにするのだ。
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■774 / inTopicNo.7)  プレイアブル幻覚
□投稿者/ 総元帥兼皇帝 -(2020/01/03(Fri) 20:13:43)
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     大晦日の突発フタハナで。

     しゃろさん(概念)が参加してたのを見て突貫で吶喊した。
     まさかの専用幻覚プレイアブル。

     眠かったり時間と戦ってたりで塗りを完全に諦めているのが判る。
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